京都府長岡京市の歯科・歯医者「おだに歯科クリニック」の症例ページです。

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「抜歯窩保存術」を併用して前歯を抜歯し、ブリッジ治療を行なった症例

ブリッジ治療は症例によってはメリットが大きく、長期の予後が見込める場合もあります。

50代 女性 前歯に違和感がある

患者様は前歯に違和感を感じておられ、当院へと受診されました。前歯のかぶせ物の部分には虫歯の問題や根の問題があり、かぶせものを外して治療していくこととなりました。

診断・治療計画

古いかぶせものを除去したところ、根の先が大きく膿(う)んでいるだけでなく、根の中の虫歯、ヒビが入っていることなどが確認でき、3本ともに極めて予後不良と診断が下りました。

また、周りの残せる歯に関しても過去に修復されており、磨耗した状態でもありました。そして、インプラント治療を選択したとしても隣の歯にはかぶせ治療が必要となる状況でした。神経を残した状態でブリッジ治療が可能と判断でき、予後も期待できる状況と判断できましたので、見た目および形態・機能の回復のためにもブリッジ治療を前歯6本に適応することとしました。

以前の記事にも書かせていただきましたが、ブリッジ治療は使い方によっては長期の予後が期待できることもあります。

>>>以前のブリッジに関する記事

抜歯窩保存術

一般的な抜歯を行うと、歯ぐきがへこみ、清掃しづらいブリッジの仕上がりになることが考えられましたので、抜歯と同時に「抜歯窩保存術」を併用しました。

抜歯時は周りの組織を痛めないように丁寧に抜歯し、抜歯した穴の中をレーザーを用いて徹底的に膿を除去し、抜歯後の凹みを少なくするために歯を抜いた穴の中に人工の骨移植材を入れ、仮歯を用いて中身が出てこないようにフタをしています。

抜歯窩保存術の費用:5.5~11万円(税込)

プロビジョナルレストレーション(治療用義歯)

プロビジョナルレストレーション(治療用義歯装置)という仮の歯を用いて歯ぐきを整えつつ、見た目、機能、お手入れのしやすさを予行演習的に確認し、最終的に作製する歯の形や強度、厚みの評価と土台の歯・歯ぐきの調整を行いました。

最終のジルコニアブリッジ装着

歯と歯ぐきの形が整った状態と出来上がった6連フルジルコニアブリッジです。抜歯窩保存術がうまくいったことにより、歯ぐきの凹みを最小限に抑えることができました。

最終のブリッジを装着した状態です。

自然感のある修復が行えました。

笑った時の歯の見え方、お顔との調和にもこだわって作製しております。

前歯のかぶせもの 14.3〜17.6万円/本

<起こりうる問題>強い衝撃が加わると、かぶせ物が欠けたり割れたりする可能性があります。必ずしもご希望通りの見た目にならない事があります。根の問題が生じた場合、根管治療の必要性が生じる可能性があります。

治療部位

ピンク印:治療部位

術前・術後の比較

抜歯した歯以外の天然の歯も同時に色調・形態回復を行うことができました。

土台の歯が強い場合は、ブリッジは長期の予後が見込める有効な治療法となります。

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