院長 小谷 洋平Yohei Odani
生涯を通してのご自身のお口の状態がどうなっていくのか、皆様はイメージができるでしょうか?
日本の歯科治療の「約8割」は、やり直しの治療と言われています。
その一方で、1本の歯に対して治療できる回数は平均すると「4〜5回」が限界であるという報告もあります。
限界を超えた歯は残念ながら抜歯に至り、多くの場合、生じた歯の欠損に対する次の治療が必要になります。
また近年では、お口の健康と「全身の健康」との関連性も数多く報告されております。
お口と全身の健康を守るためには、虫歯や歯周病などの問題の発生を「予防」することが必要不可欠です。
私はこれまで、日本の歯科界をリードしてきたJIADSという歯科医師卒後研修機関の中枢に位置する貴和会歯科診療所という環境で、
高い専門性(歯周病治療、虫歯治療、根の治療、インプラント治療、かみ合わせ治療)の連携による総合治療に取り組んで参りました。
治療結果を長持ちさせるためには総じて「清掃できる環境」と「安定したかみ合わせ」を構築することが重要であり、
「精密治療」を行うことがその後の問題再発の予防へとつながります。
「歯」と「歯ぐき」と「骨」を扱う専門クリニックとして、患者様には生涯においてご自身のお口の健康を維持することの「価値」を少しでも知って頂き、患者様それぞれのご希望や思いに寄り添ってサポートしていけるクリニックでありたいと考えております。
お口の中は必ずしも「症状がない=問題がない」とは限りませんので、お口の事でお悩みの方もそうでない方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
おだに歯科クリニック 小谷洋平
経歴 |
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前職における役職 | JIADS (The Japan Institute for Advanced Dental Studies)
KDE (Kiwakai Dental Education) 講師
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所属学会 |
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新型コロナウィルス蔓延に伴い2023年に延期となりましたが、
世界の著名臨床家の集う、歯科医師として非常に名誉な学術大会にも選出して頂きました。
また、JIADS講習会を通じて、全国から参加される歯科医師や歯科衛生士を対象とする研修活動にも取り組んで参りました。
The Journal of JIADS CLUB Vol.18 No.3 2012
Dr.Socranskyから学ぶこと
〜歯周治療の各術式が歯肉縁下の微生物に及ぼす影響と細菌学的歯周治療のゴール〜
The Journal of JIADS CLUB Vol.18 No.4 2012
Biologic Widthから紐解く「歯肉縁下の修復物マージンについての文献的考察」
(かぶせものをする際にいかに調和した歯肉をつくるかを考察しました)
The Journal of JIADS CLUB Vol.21 No.3 2015
プロビジョナルレストレーションのはじめの一歩
(かぶせ治療の成功のためには仮歯が非常に重要であることを述べました)
クインテッセンス出版 歯科衛生士 2017年9月号
「3STEPで行う インプラントを守るプロフェッショナルケア
〜インプラント周囲組織を傷めない、炎症を防ぐ〜」
クインテッセンス出版 「図解!歯周外科を用いた歯肉縁下う蝕の治療手順」
歯肉の奥深くまで虫歯が進行してしまった場合の治療方法について歯科医師向け書籍を執筆しました。
2012-2015年にわたり、歯科界では世界的に権威である学会誌
’THE INTERNATIONAL JOURNAL OF PERIODONTICS & RESTORATIVE DENTISTRY’の翻訳に携わりました。
Gingival Volume Measurement Through the Analysis of Tooth Crown Area:A Digital and Computed Method Volume 32, Number 5, 2012
デジタル機器を用いた歯肉の計測法に関する論文
Clinical Performance of Porcelain Laminate Veneers: Outcomes of the Aesthetic Pre-evaluative Temporary (APT) Technique Volume 32, Number 6, 2012
ポーセレンラミネートベニアを行う際の事前評価法に関する論文
Radiographic Appearance of Commonly Used Cements in Implant Dentistry Volume 33, Number 1, 2013
インプラントに用いるセメントのエックス線透過性に関する論文
Lip Repositioning with Reversible Trial for the Management of Excessive Gingival Display.Volume 33, Number 2, 2013
ガミースマイルに対する歯周形成外科の事前評価法に関する論文
Accuracy of a Computer-Aided Implant Surgical Technique .Volume 33, Number 3, 2013
インプラントのコンピュータガイドシステムの正確さの評価に関する論文
Changes in Soft Tissue Dimensions Following Three Different Techniques of Stage-Two Surgery .Volume 33, Number 4, 2013
インプラントの二次手術時の軟組織の変化に関する論文
Prosthetic Outcomes and Survival Rates of Implants Placed with Guided Flapless Surgery Using Stereolithographic Templates.Volume 33, Number 5, 2013
インプラントのコンピュータガイドシステムを用いた結果に関する論文
Influence of Implant Position on Clinical Crown Length and Peri-implant Soft Tissue Dimensions at Implant-Supported Single Crowns Replacing Maxillary Central Incisors・Volume 33, Number 6, 2013
インプラントポジションが歯の長さと周囲の軟組織に及ぼす影響に関する論文
Human Histologic Evaluation of Root Coverage Obtained with Connective Tissue Graft Over a Compomer Restoration Volume 34, Number 1, 2014
結合組織移植を用いて根面被覆術をおこなった後の組織学的評価に関する論文
Peri-implant Outcome of Immediately Loaded Implants with a Full-Arch Implant Fixed Denture Volume 34, Number 2, 2014
全顎的に抜歯即時埋入を行ったインプラントの固定式義歯の周囲組織の評価に関する論文
Zirconia Ceramic Single-Retainer Resin-Bonded Fixed Dental Prostheses (RBFDPs) After 4 Years of Clinical Service Volume 34, Number 3, 2014
ジルコニアによる接着ブリッジの評価に関する論文
Analysis of Soft Tissue Display During Enjoyment Smile Volume 34, Number 4, 2014
スマイル時の歯肉の見え方の評価に関する論文
Color Stability of Shade Guides After Autoclave Sterilization Volume 34, Number 5, 2014
セラミックの色合わせにおける方法の評価に関する論文
Threshold Value for the Perception of Color Changes of Human Gingiva Volume 34, Number 6, 2014
ヒトの歯肉の色調認識に関する論文
Computer-Guided Implant Placement for Rehabilitation of the Edentulous Maxilla with Two Impacted Canines Volume 35, Number 1, 2015
コンピュータシミュレーションを用いたインプラント治療に関する論文
A Customized Zirconia Abutment Design Combined with a CAD/CAM Laminate Veneer Volume 35, Number 2, 2015
インプラントのジルコニアアバットメントに関する論文
Implant-Connected Versus Tooth-Connected Implant-Supported Partial Dentures Volume 35, Number 3, 2015
インプラントと天然の歯の連結に関する論文
Comparison of Direct and Indirect Techniques to Develop Customized Implant Impression Copings Volume 35, Number 4, 2015
インプラントの歯を作る際の型取りの方法に関する論文
Volume 35, Number 4, 2015
Eleven-Year Retrospective Survival Study of 275 Veneered Lithium Disilicate Single Cr Volume 35, Number 5, 2
オールセラミッククラウンの予後に関する論文
Failure Probability of Three Designs of Zirconia Crow Volume 35, Number 6, 20
ジルコニアのフレームデザインと予後の関係性に関する論文
2016年以降は’THE INTERNATIONAL JOURNAL OF PERIODONTICS & RESTORATIVE DENTISTRY’の「PRD YEAR BOOK」が刊行されることとなり、より有用な論文が選定されるようになり、選定論文に対する解説を執筆することとなりました。
・Provisional Restorations Used in Immediate Implant Placement Provide a Platform to Promote Peri-implant Soft Tissue Healing: A Pilot Study.
Saito H, Chu SJ, Reynolds MA, Tarnow DP.
Int J Periodontics Restorative Dent. 2016 Jan-Feb;36(1):47-52. doi: 10.11607/prd.1945.
インプラント抜歯即時埋入の欠点を補うためのプロビジョナルレストレーションの利用に関する論文解説
・Turned Implants in Vertical Augmented Bone: A Retrospective Study with 13 to 21 Years Follow-Up
Int J Periodontics Restorative Dent 2016;36:309–317. doi: 10.11607/prd.2851
垂直的骨造成を行ったインプラントの長期予後を評価した論文解説
・A 13- to 32-Year Retrospective Study of Bone Stability for Machined Dental Implants
Int J Periodontics Restorative Dent 2018;38:489–493. doi: 10.11607/prd.3694
インプラントの表面性状と長期的結果に関する論文解説
・Long-Term Outcomes of Coronally Advanced Tunnel Flap (CATF) and the Envelope Flap (mCAF) Plus Subepithelial Connective Tissue Graft (SCTG) in the Treatment of Multiple Recession-Type Defects: A 6-Year Retrospective Analysis
Int J Periodontics Restorative Dent 2019;39:623–630. doi: 10.11607/prd.4026
複数歯歯肉退縮に対する二つの代表的根面被覆術の長期比較に関する論文解説
・Long-Term Prognosis of Severely Compromised Teeth Following Combined Periodontal and Orthodontic Treatment: A Retrospective Study
Int J Periodontics Restorative Dent 2020;40:95–102. doi: 10.11607/prd.4523
歯列不正を有する重度歯周病患者に対する歯周-矯正治療の長期的な有効性を示す論文解説
矯正医 小田垣 直弥Naoya Odagaki
歯ならびやかみ合わせを矯正治療で改善することは、さまざまな効果につながります。まず、食べ物がしっかり食べられるようになるという機能面での効果があります。さらに、見た目が改善することで自分に自身が持てるようになるという心理的な効果も期待できます。むし歯や歯周病をお持ちの患者様、歯ならびやかみ合わせに悩みをお持ちの患者様に対して、矯正医の立場から安心して悩みを解決できるようサポートさせていただきます。
まず私が治療で特に大切にしているのは、患者様とのゴールの共有です。そして矯正治療を行う上で最も大切なことは、治療方針の立案(診断)です。治療方法に関しては様々な面からご説明をさせて頂き、歯科医学的な面からメリットとデメリットをよくご理解して頂いた上で治療を行うようにしております。どのように治療を行っていくのか、いくつかのプランをご提示させて頂き、患者様にとってどのような方法・装置が最適であるのかをご相談します。
私自身も実は矯正治療を受けた経験があり、「この喜びを皆様に実感して欲しい」という気持ちで、日々の治療に取り組んでいます。
歯並びやかみ合わせのお悩みをお持ちの方は、どのような些細なことでもまずはお気軽にご相談ください。
矯正医 小田垣 直弥
経歴 |
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