歯の周囲の感染を長期間放置すると、歯の支えの骨は同時に失われていきます。
30代 女性 歯が割れて抜歯に至った症例

こちらは、過去に歯根破折を生じ、長期間放置していたため、感染に伴って歯だけでなく骨も大きく失っておられたケースです。
一次手術(インプラント埋入+骨造成)

インプラントの埋め込みと同時に「骨を作る」処置を行いました。

縫合時の状態です。当院では、インプラントが安全・確実に骨と結合し、作った骨に感染を起こさせないために、2回法インプラントを採用しております。
一次手術料:11万円(税込)※2本目以降は5.5万円/本(税込)
インプラント体:15.4万円/本(税込)
骨造成オプション:5.5〜16.5万円
手術後、痛みや違和感、出血、腫れなどが出る可能性があります。
二次手術

一次手術後、歯肉は良好に治癒し、骨とインプラントが結合したタイミングで二次手術を行なっていきました。
もともと骨を多く失っているケースでは、同時に歯ぐきを失っていることが多いです。歯ぐきを失うと歯ブラシ時に痛みを伴ったり、炎症が生じやすくなります。
本ケースにおいても、少なくなっている歯ぐきを増やすために、歯ぐきをずらして縫い合わせることで、インプラント周囲の環境を整える手法を治療オプションとして採用しております。
二次手術料:5.5万円/本(税込)
オプション:歯肉弁根尖側移動術 1.1万円/本(税込)
手術後、痛みや違和感、出血、腫れなどが出る可能性があります。
※歯ぐきが不足している場合は、治療オプションとして歯肉移植を併用する場合があります。
最終上部構造

インプラント上部構造(かぶせ物)を作製して装着しております。
最終上部構造:13.2〜24.2万円/本(税込)
写真のフルジルコニアの上部構造はセラミックに比べると透明感に劣るものの、割れにくいという特性があります。奥歯に対しては近年使用頻度が高くなってきております。
※上部構造の材質に関しては、ご相談の上で患者様にご選択頂きます。
必ずしもご希望通りの見た目にならない事があります。
強い衝撃を与えると、材質によってはかぶせ物が割れたり、上部構造を固定するネジが緩んだりする事があります。

作った骨も問題ないことが確認できました。

実際に当院にご来院されました患者様には、具体的な資料やご自身の状況に近い治療例を見て頂き、治療に関するご相談をさせて頂きます。