20代男性。
人の印象はお口元で決まると言われます。
こちらの患者様は「すきっ歯」による審美不良改善を目的に、ダイレクトボンディング修復を行いました。
パッと見たときの印象が大きく変わるのがお分かりいただけるのではないでしょうか?
他の歯と同じようにお手入れして頂けるように精度高く修復していきます。
ダイレクトボンディングを用いると、こちらの症例のようなすきっ歯の改善を行うことができます。すきっ歯の治療には矯正治療も挙げられますが、ダイレクトボンディングを用いれば矯正治療に比べて短期間・低コストで改善することができます。
ダイレクトボンディングとは、専用のハイブリッドセラミックの樹脂(保険適応外)を用いて、歯の欠けや隙間、虫歯などを治療する方法です。
丁寧に精密に修復していくことは、予後を良くする秘訣です。
将来のリスク:年数が経つと変色してくることがあります。強い衝撃が加わると、歯と同程度に詰め物が欠けたり割れたりする可能性があります。必ずしもご希望通りの見た目にならない事があります。
ダイレクトボンディング(Ⅳ級窩洞)の費用:7.7〜8.8万円(税込)/部位
※歯の状況や治療方法によって、費用が変わります。また、歯の状況によっては、ダイレクトボンディングが適応症とならない場合もあります。
当院は、すべてのダイレクトボンディング修復に歯科用顕微鏡(マイクロスコープ )を併用して、精密な治療を行うことを心がけております。
<実際の施術>
お口の中は呼気(吐き出す息)により湿度90%を超え、例えるならば熱帯雨林の中で治療するのと同じです。
詰め物に使用する接着剤は実は水分に非常に弱いという特徴があります。
実際の施術時には、ラバーダム(写真の青い部分)の使用により歯の周りを室内の湿度にコントロールすることで、接着力は大きく向上して良好な予後につながります。この状態では接着剤もうまくくっついてくれません。
そして、歯の表面に対する接着処理を行なっていきます。
まずは歯の表面のプラーク(汚れ)の染め出しから、エアーフローを用いたプラーク除去を徹底的に行います。そして界面活性剤により唾液のタンパクを徹底的に洗浄し、さらにはサンドブラスト処理(砂を吹きかける処理)をして表面構造を荒くします。最後にリン酸を用いて歯の表面のエナメル質を凹凸な構造に変えることで、そこにボンディング(接着剤)が進入して微細な嵌合効力を発揮できるようになるので、高い接着強さが達成されます。ここまでの処理が終わると、写真のように一旦歯の表面が白くなります。
治療前のシミュレーション通り歯の形を再現するために、シリコン性の専用パーツ(写真の紫の部分)を準備することで、確実に歯の形態回復が行えます。
シリコンパーツを用いてこのようにフレーム(歯の外枠)を修正し、
フレームに合わせたセロファンを設置し、ハイブリッドセラミックのつめものを詰めていきます。
詰め終わった状態。
ここから細部の形態を整え、研磨・ツヤ出し作業を行うことで、汚れがつきにくい状態で仕上げることができます。
施術時間 1.5時間
当院は、患者様の「歯の神経を残すこと」、そして「歯を削らないこと」を大切にしております。
実際に当院にご来院されました患者様には、具体的な資料やご自身の状況に近い治療実例を見て頂き、治療に関するご相談をさせて頂きます。
当院は阪急京都線西山天王山駅徒歩2分、京都縦貫道長岡京インター目の前の立地のため、長岡京市、大山崎町、京都市、向日市、亀岡市、宇治市、城陽市、綾部市、福知山市、高槻市、島本町、枚方市、茨木市、大阪市その他、広域からの来院が可能となっております。