京都府長岡京市の歯科・歯医者「おだに歯科クリニック」の症例ページです。

文字サイズ

京都府長岡京市の歯科・歯医者「おだに歯科クリニック」の症例ページです。

  • ご予約・お問い合わせ075-925-9959 9:00~13:00 / 14:00~18:00(休診日:木・日・祝)
    ※休診日は学会・セミナー等で変更となる場合がございます
  • ご予約・お問い合わせ

MENU

神経を残す「歯髄温存療法」

私たちの歯は、歯髄(しずい)の有無によって寿命が大きく左右されます。それだけに、歯の神経はできるだけ抜かずに残した方が良いといえます。当院ではそんな歯の神経を残すための「歯髄温存療法」にも力を入れております。

歯髄温存療法は虫歯を完全に取り除き、露出した歯髄組織に対して、直接薬剤を塗布します。従来であれば、神経が露出した段階で抜髄(神経を取る)一択だったかもしれないですが、この治療法が確立してきて、歯の予後を伸ばせる可能性が高まりました。使用する薬剤は「MTAセメント」で、現状、歯髄温存療法において高い成功率(論文的には80−90%程度)が望める材料となっています。

歯髄温存療法を成功させる上で最も重要なのは、インフェクションコントロール(感染制御)です。施術中、患歯に細菌(唾液)が入り込むようなことがあれば、再感染を引き起こし、治療は失敗に終わります。そこで必須ともいえるのがラバーダム防湿であり、歯の周りをゴム製のシートで覆うことで、唾液による汚染を防止します。

写真の症例は、神経をMTAセメントにて保護した後に、ダイレクトボンディング修復をおこなっています。

レントゲン像からもMTAセメントが歯髄組織を保護している状態が確認できます。

年代・性別30代女性
主訴虫歯治療
治療内容上奥歯1本を歯髄温存療法を行ったのちに、ダイレクトボンディング修復を行った。
費用歯髄温存療法 3.85万円(税込)
ダイレクトボンディング(奥歯) 3.85〜6.6万円/本(税込)
期間歯髄温存療法の処置は1回で仮のフタをして、1ヶ月後に神経のテストとレントゲン評価を行い、問題なければ最終修復を行って治療終了となります。
リスク・副作用歯髄を保存することは、患者さまにとって極めて大きなメリットとなりますが、すべてのケースに当てはまるわけではありません。虫歯の進行状況によっては、歯髄を取り除いて根管治療を実施した方が予後も良くなることもあります。

歯髄温存療法というのは、ひとつの選択肢であり、万能なものではないという点はご承知ください。

当院は阪急京都線西山天王山駅徒歩2分、京都縦貫道長岡京インター目の前の立地のため、長岡京市、大山崎町、京都市、向日市、亀岡市、宇治市、城陽市、綾部市、福知山市、高槻市、島本町、枚方市、茨木市、大阪市その他、広域からの来院が可能となっております。

関連記事

  • Category

  • 人気記事(閲覧数)

  • Archive

  • to top